「若者が何かやりたいと言っても、動き出す場所がないんだよね」

そんな声を聞いたとき、私は深くうなずきました。というのも、青年海外協力隊としてザンビアで活動していた頃、「一人の行動が、誰かの力になる」ということを何度も実感し、帰国後も地域で活動する中で、思いはあっても自信や機会がなく、立ち止まってしまう若者たちの姿をたくさん見てきたからです。

だからこそ私は、若者が「やってみたい」と思ったときに、安心して踏み出せる場所をつくりたい。失敗しても大丈夫と思える環境、そしてそっと見守り応援する大人のまなざしがあれば、若者たちはきっと自分らしく育っていけるはずです。それは、一足飛びに達成できることではなく、多様な価値観を活かせるような小中学校の時から、地域での働きかけと連動して、たくましい子ども達を育てていくことから始まります。

正解のない時代を生きる若者が、地域や社会とつながりながら学び、挑戦できる場をもっと広げていきたい。私自身もその輪の中で、共に歩み、支える一人でありたいと思っています。

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