プロフィール

経歴

1971年12月生まれ 53歳

1971年群馬県千代田町生まれ
1994年千葉大学園芸学部園芸学科卒業
1996年京都大学大学院(農学)修了
1997年青年海外協力隊(ザンビア共和国 村落開発普及員)
2001年~(公財)オイスカ
中京大学非常勤講師(環境科学)
東京農工大学産官学連携知的財産センター
2017年夫の郷里の山口市小郡に引越し
柿沼みずほ

所属

山口県こども食堂こどもの居場所支援センター コーディネーター
山口市子ども食堂ネットワーク監事
山口市協働のまちづくり 推進委員
山口市日本語教育支援体制運営協議会 委員
山口県青年海外協力隊山口県OB会コーディネーター
一般社団法人 SANY 理事
宇部工業高等専門学校文芸部 
小郡みんな食堂実行委員会 事務局長
山口トップランナープロジェクト 代表
やまぐちグローバルネット 代表
(2025年10月1日 現在)

柿沼みずほの横顔を紹介!

地域食堂

地域の人と触れあいの居場所づくりを目指した「地域食堂」は、親子連れや高齢の方など多世代が集い、延べ9,000人以上の方にご利用していただいています。

フルマラソン 3回参加

3回のフルマラソンの他にも、四万十ウルトラマラソン(60㎞)も完走しました。大阪マラソン2018では、最高金額の寄付を集めベストチャリティランナー賞を受賞しました。

お祭り大好き!

お祭りは地域に残したい大切な伝統です。そして誰に遠慮なくはじけることができます^O^。

「ハレとケ」どちらもバランスよく取り入れたいと思っています。

防災士

防災士の資格を取得し、今年から小郡の消防団に所属しています。

防災士の目で見ると、災害に弱い場所など地域の気になる場所が見えてきました。

家庭

夫(小郡出身)、息子(中学生)、柴犬、保護ネコ。
実は、柿沼は旧姓です。旧姓でのキャリア期間が長かったので、
日常的に通称の旧姓 柿沼(かきぬま)を使用しています。

これまでの歩み

国際協力(青年海外協力隊)

国際協力(青年海外協力隊)

1997年〜2000年に青年海外協力隊の村落開発普及員としてザンビア共和国・カピニに派遣されました。
高校生の頃にエチオピア難民の状況をテレビで見て国際協力を志したことが原点となり、農学・熱帯農業を大学院で学びました。
派遣先では養鶏や堆肥作りからシングルマザーの手芸品製作支援へと事業を展開し、資金調達や運営に奔走しました。

青年海外協力隊から帰国後〜専門職として

帰国後は、JICA東京国際センターや東京農工大学、オイスカ(国際協力NGO)で幅広く活動しました。
特にオイスカでは13年間勤務し、開発途上国の青年に技術指導を行う研修センター所長や東京本部でPR・寄付募集などに関わりました。海外への植林ツアー、スタディツアーなど6か国を訪問しました。
途中、認定ファンドレイザーの資格を取得し、NPOの事業や組織を成長させて、財源を獲得していくのか知見を広めました。

地域貢献と多文化共生支援

まずは関心のあったこどもに関する支援として、子ども食堂「小郡みんな食堂」の立ち上げメンバーに加わり、現在も事務局として運営にも携わっています。コロナを機に、青年海外協力隊山口県OB会のコーディネーターとして、外国ルーツのこどもの日本語教育支援を開始しました。困難を抱えるすべてのこどもの力になりたいと、まずはできることから始めた支援です。

また、日本ファンドレイジング協会・中国チャプター山口県代表、ファンドレイザーとしてNPOの資金調達などをお手伝いしています。


これまでの多様な経験の全てが今の活動に活かされているのを実感しています。

日々の活動

小郡みんな食堂
山口市こども食堂ネットワーク
山口県こども食堂支援センター
青年海外協力隊山口県OB会
やまぐちグローバルネット
トップランナープロジェクト
せかい!動物かんきょう会議

小郡みんな食堂

小郡みんな食堂は、ご縁があって、地域の人と立ち上げました。こどもがひとりでも安心して来られる、そして多くの世代が関われる場所が必要だと思ったからです。みんなであたたかいごはんをおなかいっぱい食べることができる、地域の人たちとふれあう居場所になる、そんな「地域食堂」をめざしています。

これまでに延べ9,000人以上の方にご利用いただき、地域の農家さんや企業、個人からの寄付やボランティアの力で継続してきました。月1回の開催ながら、毎回150〜170食を準備し、親子連れや高齢の方など多世代が集う場になっています。

今後は、開催頻度の増加や学習支援などの取り組みも視野に入れていますが、人手や運営資金の確保が課題です。多くのボランティアが活躍でき、誰もが気軽に参加できる場所として地域みんなで育てていきたいと思っています。

山口市こども食堂ネットワーク

山口市こども食堂ネットワークは、市内に点在する子ども食堂同士がつながり、情報交換や支え合いができる場として2024年に発足しました。

立ち上げには約30団体が参加し、行政やPTA、フードバンクなどとも連携を深めています。

今後は活動の「見える化」や地域への発信を強化し、寄付やボランティア参加を促していきたいと考えています。一方で、担い手の確保や運営資金の安定といった課題もあります。子どもたちの「居場所」を地域みんなで育てるために、ネットワークの力を生かして取り組んでいきます。

山口県こども食堂支援センター

山口県こども食堂支援センターでは、地域でこども食堂を始めたい方が一歩を踏み出せるよう、伴走し支えるために発足しました。孤立する家庭や子どもたちに寄り添う場を広げていくには、地域の理解とつながりが不可欠です。

これまでに県内で200カ所以上のこども食堂の立ち上げや運営に関わっています。私の担当する山口地域でも20カ所以上が継続的に活動しています。開設相談や立ち上げ支援、ネットワーク形成、研修・交流会などを通じて、地域の担い手の背中をそっと押すような関わりを心がけています。

今後は、食の支援にとどまらず、学びや安心できる関係性づくりへと広げていきたいと考えています。一方で、持続可能な運営のための資金や人材の確保は引き続き大きな課題です。誰もが地域の中で温かく迎えられるような社会を目指して、これからも現場の声に耳を傾けながら歩んでいきたいと思います。

青年海外協力隊山口県OB会

2018年に山口市移住後、念願だった”自分の住む地域で地に足のついた取り組み”を開始しました。
関心のあった子どもに関する支援として子ども食堂「小郡みんな食堂」の立ち上げメンバーに加わり、現在も事務局として運営に携わる中、地域の繋がりの創出や、ボランティア活動の場の広がりを感じています。

また、過去の仕事で培ったファンドイレザーの経験を活かし、日本ファンドレイジング協会・中国チャプター山口県代表、ファンドレイザーとしてNPOの資金調達などをお手伝いし、税金以外の公的資金の流れの可能性を実感しています。

そして、これまで世界22か国をまわった自身の経験から、多文化を理解することで無用なトラブルをなくせると実感しているので、できることから始めたいと青年海外協力隊山口県OB会のコーディネーターとして、外国ルーツのこどもの日本語教育支援を開始しました。これまでの多様な経験の全てが今の活動に活かされているのを実感しています。

やまぐちグローバルネット

やまぐちグローバルネットでは、ひとり一人が自らとつながっている国際的な課題に気付き、考え、課題解決につながる行動を起こしてほしいと考えて設立しました。だれもが安心して暮らせる持続可能な社会を目指しています。山口市に暮らす外国人も年々増加する中、身近に住み仕事をしたり、勉強をしたりしながら生活をしています。

文化や言葉も違う中、地域で一緒に暮らしていくためには、日本語で交流する友達の輪が広げることが近道と考え、秋穂地区と小郡地区で月2回づつ対話型日本語教室を開催しています。また、一方で日本人のコミュニケーション力を高めるために英語で楽しく会話をする英語クラスも、小郡で月2回開催しています。

今後はより多くの日本人、外国人に参加していただき、レクリエーションやスポーツを企画したり、外国人が地域の祭りなどに参加する機会を作っていきたいと考えています。

トップランナープロジェクト

トップランナープロジェクトは、山口市の高校生が地域の課題解決に取り組むためのプログラムです。高校生が多くの大人との対話や多様な経験を通じて、地域の課題だけではなく地域の魅力を体感する機会を作ります。

5年間で55名の高校生がプログラムに参加しました。

今後は、高校生自身がより自由な発想で、自発的に取り組める環境づくりを進めたいです。

せかい!動物かんきょう会議

『せかい!動物かんきょう会議』は子ども・若者・大人たちが動物の立場になってSDGsのテーマに向き合い、自然と人間が共生・共存していくための解決策を話し合う交流プログラムです。

宇部市では2018年度から取り組み、2025年4月現在のべ5,000名参加しました。

市民がインストラクターとなって、子ども達の発想や発言を促します。私たちはそのインストラクターの育成、スキルアップ、人材派遣を行っています。