活動報告 11/16-11/30


2025.11.17
リニューアルされた重源の郷へ行ってきました。
茅葺き屋根の古民家が並ぶ景色は、ちょうど紅葉が見頃で、ため息が出るほど美しかったです。
そば打ちや紙すきの体験も楽しみましたが、何より心に残ったのは“そこで働く人たち”でした。
UターンやIターンで山口に移り住み、魅力的に、いきいきと働いている姿がとても印象的。
地域の文化を盛り上げていくのは、外から来た新しい視点を持つ人たちなのかもしれない––そう感じました。
山口市がこれからも、そうした人たちを引き寄せられる地域であるために。
今ある資源を見つめ直し、次のイノベーションを生み出していくことが大切だと改めて思いました。

2025.11.19
地域の英語教室では、フィリピン出身の英語講師を招いて、
英語でパンケーキ作りを楽しむイベントを開きました。
甘いパンケーキだけでなく、塩味のフライドエッグを添えるのがフィリピン流。
卵の焼き方ひとつとっても、日本とは少し違います。
そんな小さな違いを「知る・受け入れる・気に入ったら取り入れる」。
その積み重ねが、自然な多文化交流につながっていきます。
料理をしながら話が弾み、気づけば「今年のクリスマスパーティはどう楽しもう?」という話題に。
気張らず自然体で交流できるのも、この教室の良さだと感じています。

2025.11.20
昨日は、素敵な方と一緒に辻立ちをしました。
その方は今日が初めての辻立ちで、いろいろ気づきがあったそうです。
「これからは、辻立ちをしている人の前をただ通り過ぎるのではなく、
小さくてもいいからリアクションしようと思いました」と。
本当に、ちょっとした反応や視線、うなずき一つでも、
大きな勇気をいただけるものですよね。
朝の空気も少しずつ冷たくなってきました。
そんな中で、一緒に立ってくださる皆さんに心から感謝しています。
その思いにしっかり応えられるよう、私も日々バージョンアップしていきます。

2025.11.20
今日は消防団の月例会議に参加しました。
安全管理について2時間、みっちり研修! 全国の事例を学びながら、改めて現場の厳しさを知りました。
守るべき命の優先順位は「自分 → 仲間 → 市民」。
その言葉の重さや、災害現場でのリアルな話、先輩団員のみなさんの想いに触れ、思わず胸が熱くなる場面もありました。
入団してまだ日が浅い私にとっては、正直ドキッとすることも多いです。
でもまずは、しっかり研修と訓練を積んで、少しずつ力になれる存在になりたいと思っています。
来年1月には初めての出初式があります。
これまであまり気に留めていなかった行事が、今は自分ごとのように感じられ、環境が少しずつ変わっていくのを実感しています。

2025.11.21
“健康寿命”から “貢献寿命”へ。
誰かのために動くことが、自分の元気にもつながります。
私はフードバンク山口の食品回収を担当しています。
郵便局や交流センターのフードポストから食品を運ぶシンプルな活動。
運んだ食品が、
誰かのお腹と心を満たすかもしれない。
そう思いながら続けています。

2025.11.24
地域日本語クラスで学ぶ技能実習生2名の送別会をしました。
海外の料理も並び、私はたこ焼きを担当✨
3年間、日本語は大変だったそうですが、会社の皆さんとの思い出がたくさんできたとのこと。
月2回の関わりでも、長く続くと…もう自分の息子のように感じてしまいます。
帰国後も、それぞれの夢に向かって頑張ってほしい。心から応援しています。
これからクリスマスやお正月と、故郷を離れている人が寂しくなりやすい季節。
時々集まって、山口にいて「楽しい」と思える時間を一緒につくっていきたいです。

2025.11.24
農から食につながる親子体験プログラムを開催しました。
こども食堂と、農業を通じて環境を守る会のみなさんと一緒に企画した取り組みです。
指導してくださったのは、地域の農家さん。
「もみ」から白米になるまで、脱穀と精米をすべて手作業で体験しました。
お米が食卓に届くまでに、どれほど多くの手間がかかっているのか——
3歳から大人まで約30名が、しっかりと感じられる時間になりました。
農業の担い手不足は、すぐに解決できる問題ではありません。
それでも、自分たちが食べているものが
どのように、誰によって育てられているのかを幼い頃から知ることは、とても大切だと思います。
農家さんへの感謝の気持ちが芽生え、
「自分もお米をつくってみたい」と思う人が一人でも増えたらうれしいです。

2025.11.26
思うところがあり、滝行に挑戦しました。
冷たい水の中で静かに自分と向き合う時間は、本当に貴重な体験でした。
これからの時代は価値観がますます多様になり、先行きも見えにくい時代。
だからこそ 自分自身としっかり対話する力 が大切だと感じました。
至らないところばかりの私ですが、少しずつでも成長していきたいと思います。
そして今回、新たな発見も。
山口市には 真言密教の修行の場 があり、こうした体験ができること。
地元にこんな魅力があることを、改めて知りました。

2025.11.26
朝の辻立ちをしていると、遠くに見える紅葉も少しずつ減ってきました。
取り壊し中の建物も、気づけばすっかり形が無くなりました。
朝日が高くなるにつれて、ほんのりとした温かさも感じられます。
季節の移り変わりを肌で感じます。
毎朝立っていて、一番驚くのは、
地域の皆さんの生活リズムがとても正確だということ。
毎日同じ時間に同じ道を通る人が多く、
このまちはたくさんの人の生活が積み重なっているのだと実感します。
自然と「どうすればもっと良い地域になるのか」
そんなことを、ずっと頭のどこかで考えています。
朝の辻立ちは、
季節の変化だけでなく、地域の小さな変化にも気づかせてくれる、
とても大切な時間です。

2025.11.28
今日は、事業所の省エネの成功事例発表会に初めて参加しました。
それぞれの事業所で、エネルギーをどう減らすかという創意工夫が光り、とても参考になりました。
この活動を取りまとめてくださっている方が、この会のトレードマークに、定規と鉛筆が描かれていること。
日頃から「どれだけ電気を使っているのかを“量り”、しっかり“記録する”」という意味が込められているそうです。
まさに、エネルギー問題というと大きな課題も、まずは、学ぶことからスタートです。

2025.11.30
外国ルーツの子どもたちが通う日本語教室で、5か国の仲間と一緒に遠足に行きました。
行き先は、紅葉が美しい重源の郷。竹細工づくりに挑戦し、徳地へ移住して“むらづくり”に取り組む皆さんとの交流もさせていただきました。
地区や市町、そして国境も越え、焚火を囲みながら感じたのは——
私たちはみんな、同じ地球村に暮らす仲間なんだということ。
自然に包まれ、老若男女がスマホやゲームから離れて過ごすひととき。
笑顔があふれる、心あたたまる一日になりました。

2025.11.30
インクルーシブな遊び場について考えるワークショップに参加し、私自身の思い込みに気付くことができました。
「障がいの有無にかかわらず遊べる場所をつくるだけ」では足りない。
情報発信・遊びのプログラム・プレイワーカーの配置など、“ソフト面”が整ってこそ本当のインクルーシブな遊び場になる。
そして何より大切なのは、利用され続ける場所にすることだということも学びました。
さらに、公園の運営はその地域が「どんな地域をつくりたいのか」を映し出すもの。
訪れた人が“自分はこの地域に歓迎されている”と感じられるかどうか、そのバロメーターにもなるのだと思いました。





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